1月25日(土)
 先日観覧した「大浮世絵展」で強く興味を持った川瀬巴水の作品が見たくて大田区立郷土博物館へ。

大田区立郷土博物館

大田区立郷土博物館

 特別展「川瀬巴水―生誕130年記念―」を開催中。会期は制作時期順に3期(前期・中期・後期)に分かれていて、この日から後期展示(昭和20年代、及び晩年の作品)。
 作品はノスタルジックな雰囲気の漂う昭和の日本の風景の数々・・・どれも繊細で、思わず息をのむような美しさ。
 展示方法がユニークで、同じ版の摺りの異なる作品が並んでいるのですが、それが「摺りによってこんなに作品の印象が変わるのか」と感じさせてくれます。
 版画というのは、絵師と彫師、摺師の共同作業なのだなあ・・・ということを実感出来ました。
 

湯宿の朝(塩原新湯)

湯宿の朝(塩原新湯)


河原子乃夜雨

河原子乃夜雨


増上寺之雪

増上寺之雪


池上本門寺之塔

池上本門寺之塔


平泉金色堂(絶筆)

平泉金色堂(絶筆)

 当館は美術館ではないためか広くありません。3期制となったのは展示スペースの関係ではないかと思われます。残念ながら前期、中期の作品は見逃してしまいましたが、3月に横浜高島屋で別の川瀬巴水展が開催されるようなので、こちらも観覧するつもりです。川瀬巴水は海外では人気が高いようですが、日本での知名度は今一つ。もっと注目されても良い画家だと思います。私も一気にファンになりました。

 当展は何と観覧無料! 2,000円の図録を買ってしまいましたが・・・。
 会期は3月2日まで。

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 1月20日(月)
 「大浮世絵展」を観覧に江戸東京博物館へ。本展は「土日は大混雑でまともに観覧出来ない」との噂なので、平日のこの日、近くに寄ったついでに出向きました。
 ここを訪問するのは3回めですが、隣の両国国技館の本場所開催と重なるのは初めて。本展も相撲も年齢層は高め・・・この時期の両国のシルバー人口比率は50%を超えてるのではないでしょうか?

国技館

国技館

 本展はタイトル「大浮世絵展」の通り、有名な浮世絵はほとんど全てといって良いほど出品されています。ただし、点数が多過ぎるが故に展示替えが頻繁にあり、全てを見るためには何度も足を運ばなければなりません。私はそこまでの浮世絵好きとではないので、今回見られなかった作品は別の機会でいいかな・・・。
 それでも、喜多川歌麿の『当時三美人』、東洲斎写楽の『3代目大谷鬼次の江戸兵衛』、葛飾北斎の『凱風快晴(赤富士)』『神奈川沖浪裏』、歌川広重の『大はしあたけの夕立』などを観覧出来ました。こんなにたくさんの有名作品を一度に観覧出来る機会というのはなかなかないですね。今回の目玉の一つ、菱川師宣の『見返り美人図』が見られなかったのは少し残念ですが・・・。(展示期間:1/28~2/16)
 もちろん、上記のような誰でも知ってる有名な浮世絵以外にも、素晴らしい作品は多数出品されていました。以下、4点ほど紹介

 ・葛飾応為『夜桜図』
 夜空の黒と、灯篭や樹木の黒。同じ黒の濃淡による使い分けが見事です。マネを彷彿?
 女性の着物の色遣い(灯が当たっている箇所と影の部分)も絶妙。葛飾応為は北斎の娘(知りませんでした)。父に劣らず物凄い実力の持ち主だったということが、この1作品だけでも推し量れます。

夜桜図(葛飾応為)

夜桜図
(葛飾応為)

 ・北粋亭芳豊『滑稽浪花名所 ざこば魚市』
 あまり馴染みのない大坂の浮世絵。広重の『名所江戸百景』に倣って描かれたシリーズものだそうですが、タコに食べられかけている人がいるなど何ともユーモラス。吉本新喜劇のテーマが聞こえてきそうな作品です。

滑稽浪花名所 ざこば魚市(北粋亭芳豊)

滑稽浪花名所 ざこば魚市
(北粋亭芳豊)

 ・3代歌川広重『東京築地ホテル館表掛之図』
 「ザ・文明開化」といった趣きが漂う作品。築地ホテル館というのは1868年に開業した日本初の本格的なホテルだそうですが、わずか4年足らずで焼失してしまったとのこと。

東京築地ホテル館表掛之図(3代歌川広重)

東京築地ホテル館表掛之図
(3代歌川広重)

 ・川瀬巴水『日本橋(夜明)』
 昭和の浮世絵。これを「浮世絵」と呼んで良いのかどうか微妙な気もしますが、この作品のもつ雰囲気に強く惹かれました。川瀬巴水・・・これまで「名前は聞いたことあるかな?」程度でしたが、他の作品もいろいろと見てみたくなりました。
 生誕130年とのことで各所で特別展が開催されているようなので、近いうちに行こうと思います。

日本橋(夜明)(川瀬巴水)

日本橋(夜明)
(川瀬巴水)

 一番空いていそうな月曜日にかかわらず結構混んでいましたが、各作品に行列が出来る程ではなかったので、やはり土日を避けたのは正解でした。
 3月2日(日)まで。

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 1月13日(祝・月)

 登山用ウェアの買い物をしに吉祥寺へ。目的の店「ICI石井スポーツ」のあるコピス吉祥寺は・・・どうも見覚えがあると思ったら、以前は伊勢丹だったビルでした。伊勢丹が閉店していたとは知りませんでした(後で調べてみたら、もう4年も前のことだそうで)。東急百貨店も閑散としていましたし、吉祥寺は百貨店の営業には向かない街なのでしょうか(あるいは街そのものの活気が落ちているのか)?

 コピス吉祥寺のフロア案内を確認した所、7階に吉祥寺美術館があるのを発見。近くにあることは知っていましたが、まさか同じ建物内だとは・・・これは行かないわけにはいきません。入館料は100円・・・あまりの安さに驚きつつ、企画展の「生誕100年 萩原英雄展 ―天から与えられた僕の仕事―」他を観覧しました。

萩原英雄展 チラシ

萩原英雄展 チラシ


 萩原英雄は山梨県出身なので、その作品の多くは山梨県立美術館に収蔵されていていますが、ここ吉祥寺美術館でも約600点を所蔵しているとのこと。
 油彩画や墨彩画も良いのですが、やはりこの画家の真骨頂は木版画にあるのでしょうか・・・。今回見た中では、「バラと鶏頭(イソップ絵噺シリーズ)」、「大富士 雪化粧富士」、「キリストの涙(1)」の3点が特に素晴らしいと思いました。
 少し残念だったのは、ミュージアムショップのポストカードの品揃えが今一つなこと・・・今回良かった3作品のポストカードはいずれもありませんでした。あと、チラシのメインで紹介されている作品「ピエロ」・・・決して悪いわけでないのですが、チラシのトップは富士山の絵にした方が人が集まるような気がします。
 今回は展示されていませんでしたが、当館で所蔵するイラストレーターの永沢まことさんの作品も見てみたいので、また買い物ついでにでも寄ろうと思います。
 本展は2014年2月23日(日)まで。ただ、本館には「萩原英雄記念室」があるので、萩原作品は常時観覧出来そうです。

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 1月11日(土)
 約2年ぶりの川越遠征。大好きな街なのですが、ジョギングで行くには少し距離が長いのでついつい足が遠のいてしまいます。電車で行けば良いのですが・・・ ^^;
 川越市立美術館の特別展「西洋への憧れ 個のめざめ 日本近代洋画の東西」を観覧してきました。

川越市立美術館

川越市立美術館


 国立近代美術館(京都・東京)のコレクション展とのこと。東京近代美術館には何度も行っているので、「見たことのある絵が多いのかな?」と思っていたのですが、本展の出品作品は大部分が京都所蔵のものなので、ほとんどが初見の作品でした。
 黒田清輝に始まり、藤田嗣治、青木繁、岸田劉生、佐伯祐三、安井曾太郎、梅原龍三郎 etc・・・とまさに「日本近代洋画オールスター」といったラインアップ!
 私の個人的な「今日の1枚」は須田国太郎の『校倉(乙)』。力強く迫力のある作品で、引き込まれました。あと、もう1枚だけ選ばせてもらえるのであれば藤島武二の『花籠』。その他、都鳥英喜という画家は失礼ながらこれまで知りませんでしたが、本展出品の『諸寄村』は気に入りました。

落葉(黒田清輝)

落葉
(黒田清輝)

諸寄村(都鳥英喜)

諸寄村
(都鳥英喜)

女(長谷川利行)


(長谷川利行)

裏街の広告(佐伯祐三)

裏街の広告
(佐伯祐三)

花籠(藤島武二)

花籠
(藤島武二)

婦人像(安井曾太郎)

婦人像
(安井曾太郎)

校倉(乙) (須田国太郎)

校倉(乙)
(須田国太郎)

Y市の橋(松本竣介)

Y市の橋
(松本竣介)

 出品数は59点とやや少なめですが、デッサンや習作はなく全てが油彩画の本作で、しかも素晴らしいものばかりなので見応えは十分。さらに、本展以外の常設展では小茂田青樹や相原求一朗の秀作も見られますし、川越は歩くだけでも楽しい街なので、都内近郊からであればわざわざ出向く価値はあると思います。会期が2月11日(火・祝)までと短めなのがやや難点。

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 今年の走り初めは、新年らしく「七福神めぐり」をすることにしました。
 調べてみると、七福神めぐりは全国各所にあるようですが地元府中市にはありません。近場では武蔵野市が一番力を注いでいる感じなのですが、ここは七福神なのに6箇所しかめぐらない(毘沙門天と寿老人が同じ場所)ので、それでは何となくスッキリしない気がしたので、きちんと7箇所をめぐるお隣日野市のものにしました。
 日野市の七福神めぐりは元日から7日まで。最初の訪問先で色紙(300円)を購入し、7寺各所で朱印を押してもらいます(各所300円)。費用は計2,400円となります。

日野七福神めぐり ちらし

日野七福神めぐり ちらし


 高幡不動はさすがに混雑してましたが、その他の寺は元日でも空いてました。それでも私と同様に色紙を持ってめぐっている人は結構いたので、イベント効果はあるでしょうね。
真照寺

真照寺


高幡不動

高幡不動


宗印寺

宗印寺


善生寺

善生寺


善生寺大仏

善生寺には大仏がありました


延命寺

延命寺


安養寺

安養寺


石田寺

石田寺


 7箇所全てをめぐると、最後の参拝寺(私の場合は石田寺)で記念品をいただけます。
 「中身は何だろう?」と開けてみると、入浴剤でした。日野市で作られたものでもないので、「ゆっくりとお風呂に浸かって疲れをとって下さい」といった意味合いなんでしょうかね。
完成した色紙

完成した色紙


記念品(入浴剤)

記念品(入浴剤)


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