東京マラソンが開催された日、朝日新聞デジタルに次のような記事が掲載されました。

ランニングブーム、実は多い脱落組 7割は半年続かず

東京マラソンの一般の部の申し込み倍率が10倍を超えるなど、勢いが衰えないランニングブーム。一方で、始めてみたものの、途中で脱落してしまう人も少なくない。やめた人の約7割は半年続かなかったというデータも(スポーツメーカーのデサントの調べ)。ランナーの伴走役となって応援するアプリが次々と生まれている。
 デサントが、「ランニングを辞めてしまった」全国の20代から30代の男女225人にインターネットで理由などを聞いたところ、半年以内でやめた人の約7割は、2日に1回走っていた。初めからがんばりすぎて、ペースがつかめないうちに「燃え尽きてしまう」パターンだ。
・・・(以下、省略)

  ・記事リンク:http://www.asahi.com/articles/ASG2P5GFNG2PUEHF00P.html

 この記事への読者の反応は「ああ、やっぱり続かないものなのねえ」とか「私は残りの3割の方だ(継続者と思われる)」といったものが大半のようですが・・・・
 ちょっと待ってください! 早計に判断してしまわないで、きちんと記事を読んでみて下さい。

 記事元のデサントが実施したアンケートの対象は「ランニングを辞めてしまった」人とあります。
 つまりアンケート回答者は、
  全員が「ランニング脱落組」であって、「ランニング継続組」は最初から対象に入っていない
 のです。
 脱落者にしか聞いていないんですから、記事見出しにある「実は多い脱落組」という表現はおかしいですよね。「7割は半年続かず」というのは、あくまでも「辞めてしまった人」のうちの7割であって、この調査では「ランニングを継続している人と辞めてしまった人」の割合は判断不能なのですから・・・。
 実際にどの位の人がランニングを継続出来ているのかは、「ある時期においてランニングをしていた人」を対象に何年にもわたって追跡調査しないと分かりません。

 ランニングに限らず、ダイエットや禁煙など継続出来ない人の多くは3日坊主でしょうから、むしろ半年以上ジョギングを続けられたのに結局辞めてしまった人が脱落組の3割を占めることの方が驚きですが、たった225人の回答しか得られていない(しかもインターネットの)アンケート結果が信頼のおけるものなのか?という問題もありますね。

 今回の記事では書いた記者本人さえ勘違いしてしまっているような文面なので、これを読む人が騙されてしまうのも無理はないのですが、統計データを正しく理解するよう心掛けることは大切だと思います。
 

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 2月22日(土)
 ジョギングでBunkamuraザ・ミュージアムへ・・・ホントは別の美術館へ向かう予定だったのですが、きちんと道順を確認せずに出かけたので途中で方向を間違えてしまったようで、気が付けば目の前に東急本店。せっかく?なので、予定を変更してシャヴァンヌ展を観覧することにしました。

 シャヴァンヌの絵といえば、何年か前に国立新美術館のオルセー美術館展で見た「貧しき漁夫」が記憶に残っている程度。「壁画家」との肩書きが一般的ですが、さすがに壁画を持ってくることは出来ないですからコピーのパネルが中心の展覧会なのかと勘違いしていて、「それではなあ」とこれまで敬遠していました。実際にはそんなことはなく、出展作品は殆どが肉筆画です。まあ、肉筆画とはいっても壁画のための習作が多いのですが、そうとは思えないくらい丁寧に描かれていて中には巨大なものも・・・。「習作」とあると何となくありがたみが薄れてしまいますが作品の質は高いので、タイトルで損をしているような気がします。その他、壁画の作成後に同じ構図で描かれ作品が多いのも特徴。これは、壁画を見て感動した人が「これと同じ絵を描いてほしい」と依頼して作成したものなのでしょうかね?

 作風は平面的で(あえてそうしているとのこと)、色遣いはパステルチック。そのせいか、幻想的でいかにも壁画に合いそうな印象でした。

 当展は「空いているだろう」との予想に反して結構混んでいました(大混雑ではなかったですが)。2週連続で週末が雪だった影響で、この日に集中したのかもしれません。
 シャヴァンヌの本質を知るには「本作」の壁画を観賞する必要があるのでしょうが、充分楽しめました。道順を間違えたのは結果的に正解でした。

聖ジュヌヴィエーヴの幼少期

聖ジュヌヴィエーヴの幼少期


諸芸術とミューズたちの集う聖なる森

諸芸術とミューズたちの集う聖なる森

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GoogleMapsAPIを利用して、データベース(MySQL)と連携した地図の表示・編集をするアプリケーション『ひつじのMAP』を開発・リリースしました。
簡単な操作で、スポット情報を登録・編集し、それらを地図上に表示させることが出来ます。

~ひつじのMAP 主な機能~
・登録されたスポットの検索
・画像の登録・表示
・広域表示時にはマーカーをグループ化
・ルート探索/ストリートビュー表示
・同一地点への複数スポット登録に対応

ひつじのMAP ダウンロードページ

 
また、「ひつじのMAP」の活用例として『全国美術館・博物館MAP』を作成しましたので、ご参考までに。


 
 

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 この時期恒例の国際製菓専門学校製パン専科クラスの皆さんによる卒業制作。今年も立川高島屋まで見に行ってきました。
 一昨年はフェルメール(牛乳を注ぐ女)、昨年はモネ(印象-日の出-)だったので、今年は何だろう?と思ったら、予想外の浮世絵・・・葛飾北斎の「凱風快晴(通称:赤富士)」と「山下白雨(通称:黒富士)」。
 富士山が世界遺産に登録されたことが契機となったようです。例年の作品と比べサイズが小さく、その分パーツも小さくなり緻密な作業が求められたとのこと。見事な出来栄えですね!

国際製菓専門学校製パン専科クラス 卒業制作

国際製菓専門学校製パン専科クラス 卒業制作


凱風快晴

凱風快晴


山下白雨

山下白雨

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