2014年9月28日(日)
 「北緯40°秋田内陸リゾートカップ 第24回100kmチャレンジマラソン大会」に参加してきました。
 今春は体調不良(貧血)で、野辺山100kmは途中リタイヤ、他の大会には出走すら出来ずという不甲斐ない結果に終わっていたので、捲土重来を期して・・・。

 角館をスタートして秋田県の内陸部を北上し、ゴールの鷹ノ巣(北秋田市)を目指すコースです。秋田内陸縦貫鉄道という第3セクターのローカル鉄道の起点から終点まで、概ね鉄道を沿う形で進んでいきます。

 レースは朝4:30スタートなので当然前日のうちに角館入りしておく必要があります。私は宿を取り損なっていたので野宿するつもりでテント持参だったのですが、受付兼スタート地点である仙北市角館交流センターは夜通しオープンしていて、ここで休むことが出来たので助かりました(本当はいけないらしいのですが、見逃してくれました)。

 スタート時刻は夜明け前なので真っ暗。角館の武家屋敷の間の道を抜けていくのですが、ここには街灯が殆どないので闇状態・・・そんな中を前の人にぶつからないないように注意しながら走るのは、遠足のようなワクワク感です。

 当コースは、ウルトラマラソンとしては起伏の少ない部類とはいえ、400m程の標高差があります。ただ、スタートから40km過ぎの最高地点(大覚野峠)までは徐々に高度を上げていく感じなので、そんなに厳しい上り坂ははありません。そして疲れの出る後半は下り基調となるので、ランナーに優しいコース設定だと思います。

 コース中には目を見張るような絶景ポイントはありませんが、のどかな田園風景や、時々すれ違ったり追い抜いていったりする1両編成のかわいい電車には随分癒されました。ちょうど実りの季節なので、たわわに実った稲穂も至る所で見受けられました。
 それより何より、沿道の方々の声援がとても温かくてどれだけ元気をもらえたことか。ゼッケンには居住地を記入する欄があって、私は東京と書いていたので「東京頑張れ」とか「遥々東京から凄いねえ」(東京から走ってきたわけではないんですけどね)などと、何度も声援をいただきました。疲れて歩いたりしてると「ホラホラ歩いてないで走れ!」と優しく背中を叩かれたりも・・・。そういった応援に励まされて何とかゴール出来ました。

 私のウイークポイントである胃腸は80kmまでは何とかもってくれたのですが、その後はボロボロで殆ど走行不可に。まあ80kmまで走れたのは上出来で、それまでの貯金があったからこそ時間内完走出来たわけですが、食べると消化不良で気持ち悪くなるし、かといって食べないと胃酸が溢れて別の症状に苦しむし・・・。今回は後者の方でしたがどうにも克服出来ません。H2ブロッカー(ガスター10など)が効くらしいという噂を聞いたことがあるのですが、今度試してみようかな。いや、もうウルトラマラソンは走らないつもりなんですが(現時点では)。

 今回参加を決めるまでは「秋田内陸鉄道」なんて存在すら知りませんでした。角館を除けば有名な観光地はほとんどなく、関東からこの辺に旅行に行かれる方はほとんどいないのではないでしょうか?
 しかし、そんなローカルな土地だからこその魅力に溢れた素晴らしい大会でした。ランネットなどインターネットでの申し込みをしておらず、またランナーチップも使用しないアナログな体制ですが、さすがに今回で24回目を数えるだけあって運営もしっかりしていて手抜かり等は全く感じませんでした。

 気持ち悪くてゴール後は早々に退散してしまい、後夜祭に参加出来なかったのは残念ですが、本当に良い大会でした。もし、もう一度ウルトラマラソンにチャレンジするのであれば、迷わず今大会を選びます。ただ、この大会はあと何年かで打ち切りになってしまうかも?という噂をちらほらと耳にしました。そうでないことを願います。
 
 春の絶不調時を経験し「もうウルトラは無理出来ないかも」と思っていたので、完走を果たした今は充実感に満たされています。大会関係者や沿道で応援いただいた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

スタート地点(角館)


角館の武家屋敷(前日撮影)
レース当日に通った時は真っ暗でした。


大覚野峠を超えた直後の快適な下り坂


田園地帯をのどかに走っていく秋田内陸縦貫鉄道


当コースのハイライト?北緯40°ゲート(65キロ過ぎ)
しかし、何故にアテネ?(アテネの北緯は38°前後です)


あきたこまちでしょうか?


90km標識。あと10kmがどれだけ長いことか・・・


ゴール地点(鷹ノ巣)


完走認定証。秋田杉で出来ています。

 利用価値の高いD3.jsの学習を兼ねて、都道府県別の消費動向調査結果を地図に落としてみました。
 
 使用したデータは総務省のページに公開されている「家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング」です。名称の通り、都道府県庁所在市を対象とした調査なので、都道府県全体の動向とは多少異なる場合もあるでしょうし、また本調査には都道府県庁所在地以外の政令指定都市(川崎市、浜松市、堺市、北九州市)も含まれていますが、今回はあくまでも『都道府県庁所在地の数値(消費金額)がその都道府県の動向である』とみなすことにします。

 この数値を元に地図に落とすに当たっては、都道府県の数値をいくつかのクラスに区切り、そのクラス毎に決められた色でペイントするのが一般的かと思います。
 D3.jsにはヒストグラム生成機能もあり、これを利用すれば消費金額をベースにクラス分けが出来ますが、これ以外にもヒートマップ等を作成するための数値に応じてカラーを線的に生成するメソッド(interporateRgb、interporateHsl他)が用意されているので。今回はクラス分けを行わずに当メソッドを利用してみます。
 カラー生成に当たっては消費金額をそのまま使用することも出来ますが、品目によって金額のばらつき度合いが異なりますので、そういったばらつきを考慮した統計値である偏差値を計算することにします。
 カラーは平均(偏差値=50)以上は赤系統、平均以下は青系統にし、平均から離れるほど色が濃くなるようにします。

     var colorPl = d3.interpolateRgb("#ffffff", "#ff0000");  //偏差値50以上(消費金額:多)は赤系統
     var colorMn = d3.interpolateRgb("#ffffff", "#0000ff");  //偏差値50以下(消費金額:少)は青系統
     var ssMin = 25; ssMax = 75; ssMid = 50; //偏差値の下限・上限・中央値(カラー設定用)

     if (StandardScore >= ssMid) {  //StandardScore:偏差値
        fcolor = colorPl((StandardScore - ssMid) / (ssMax - ssMid));
     } else {
        fcolor = colorMn((StandardScore - ssMid) / (ssMin - ssMid));
     }
     d3.select(this).style("fill", fcolor);

 上記のソースでは偏差値(StandardScore)=50の時は白で、偏差値=75で赤の純色(#ff0000)、偏差値=25で青の純色(#0000ff)となります。これだと偏差値が25未満や75を超える時にはどうなってしまうのかと思いますが、当メソッドでは設定した下限よりも小さい数値は下限値として、上限よりも大きい数値は上限値として扱ってくれるので便利です。

 凡例を付加するなどして、最終的に以下のようなMAPが出来上がりました。

都道府県別消費動向MAP

都道府県別消費動向MAP
(総務省家計調査 1世帯当たり品目別年間支出)
このMAPを表示

 
 品目ごとに地域性がよく出ていて、結構面白いです。せっかくなので、いくつかの品目の消費金額を紹介・・・。
 
【肉類】
 肉じゃがに入れる肉は『関東では豚肉、関西では牛肉』と言われますが、その傾向が良く表れています(肉じゃがに関しては、最近では関東でも牛肉派が増えているようですが・・・)。ちなみに鶏肉は牛肉と同様に西高東低です。

 
 
【魚類】
 魚の場合は、水揚げ港からの距離が消費に影響を与えているケースが多いようです。さけは東日本で好まれていることがはっきり分かります。さんまも同様です。
 逆にぶりは西日本での消費が多いですね。富山・石川が多いのは、やはり「氷見のぶり」の地元だからでしょうか。この他、たいさばも西高東低の傾向が強いです。

 
 
【野菜類】
 レタスは南関東で多く消費されています。トップの神奈川県はブロッコリーきゅうりでも1位で、トマトも東京に次いで2位です。神奈川県民はサラダ好き?
 一方、はくさいは関西で多く消費されている傾向。すき焼き・しゃぶしゃぶでしょうか?

 
 
【菓子類】
 アイスクリーム・シャーベットは意外なことに沖縄県が最下位。気温が高い所ほど消費が多くなるのではと予想しましたが、そうでもないようです。何故か北陸で人気が高い傾向。
 カステラは長崎県がトップというのは容易に想像出来たのですが、2位(石川県)に4倍以上の大差をつけるぶっちぎりで、そのせいで他の都道府県の違いがほとんど目立たない(偏差値50付近に集中)結果となってしまっています。

 

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 2014年9月20日(土)
 「印象派のふるさと ノルマンディー展 ~近代風景画のはじまり~」を観覧してきました。

 いつの間にか美術館の名称が「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」と若干変わっていました。損保業界も銀行と同様に合併が進んでいるようで、もうわけがわかりません。ここは以前は安田火災ビルだったと思うのですが・・・。

 今年はノルマンディ上陸作戦から70年ということで、6月頃にはBS等でいろいろと特集番組が放送されていましたが、本展もそれを記念したものなのでしょうかな? ノルマンディはパリから電車で1~2時間程の保養地。日本で例えるなら伊豆って所でしょうか(今は廃れちゃってますが数十年前の熱海とか)・・・。

 出品作品のほとんどがノルマンディの風景を描いたものです。ノルマンディの風景画といえば、私の印象ではモネのルーアン大聖堂の連作ですが、当シリーズの出品はありません。それでも尚、本展は質量ともに申し分なしの内容でした。
 10点以上出品されているブーダン作品の中では、ポスターやちらしに採用されている「ル・アーヴル、ウール停泊地」に一番惹かれました。ポスターで見ただけの時点ではターナー作品かと思ってましたが・・・。
 ルアーヴル生まれのデュフィ作品も10点以上出品されていて、独特の鮮やかな色彩の作品を堪能出来ました。Bunkamuraのデュフィ展は見逃しちゃいましたが、これだけ見られれば満足です。
 知識不足の私には知らない画家も多かったものの、良作揃いでした。また、解説が丁寧で読んでいていろいろと勉強になりました。ルーアンはジャンヌダルクが火刑に処された地であることとか、「ルーアン派」と呼ばれるグループが存在していたこととか・・・。ルーアン派の三銃士(ルメートル・フルション・ドラットル)の作品も素晴らしかったです。
 私にとっての本日の一枚は、イザベイの「トゥルーヴィルのレ・ゼコーレ」。

 本展のことは、つい最近駅のポスターで見て知ったばかりなのですが、今の所はあまり話題になっていないようで、そのせいか割と空いていました。穴場展覧会だと思います。11月9日(日)まで。

トゥルーヴィルのレ・ゼコーレ
ウジェーヌ・イザベイ


ル・アーヴル、ウール停泊地
ウジェーヌ・ブーダン


赤い彫刻のあるアトリエ
ラウル・デュフィ

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 2014年9月14日(日)
 府中市美術館の「ミレー展 ― 愛しきものたちへのまなざし ― 」を観覧してきました。
 ミレー生誕200年及び府中市制施行60周年を記念した企画です。
 日本の美術館でミレーといえば山梨県立美術館。府中市美術館の館長さんは以前は山梨県立美術館にいらした方なので、
 「殆どが山梨県立美術館所蔵作品なのかな?」「昨年当地で見たミレー展とほぼ同じ展示内容かな?」と予想していたのですが、
 本展の出品作品はトマ=アンリ美術館(フランス・シェルブール)など海外からのものが多く、大部分が初見作品でした。
 
 誰でも知っているようなミレーの代表作品といえば「落ち穂拾い」と「晩鐘」・・・本展にはこの両作品こそありませんが(「晩鐘」はオルセー美術館展に出品中)、良作揃いのかなり充実した作品構成です。
 「種をまく人」は3点出品されていますが、本展に出品されているのはゴッホも模写した有名なものとは別構図なので、新鮮味があります。「落ち穂拾い」に先行して描かれた作品「落ち穂拾い、夏」も出品されています(これは昨年山梨で見ましたが)。5点しか確認されていない自画像のうち3点が一堂に会するのも貴重な機会です。羊飼いを描いた作品が多いのも個人的には嬉しい限り・・・。
 
 さすがにバルビゾン派企画展の実績豊富な当美術館だけあって、章立てがしっかりしていて解説も充実・・・安心・信頼して観覧出来ます。

 結構賑わっていましたが、年齢層が高めでした。敬老の日は翌日なので観覧無料ということもないはず・・・ミレーはお年寄りに人気の画家なのか?
 本展は10月23日(木)まで。会期は約1ヶ月半と通常よりもやや短めで、この後は宮城県美術館へ巡回するようです。

自画像


青い服を着たポーリーヌ・オノ


子どもたちに食事を与える女(ついばみ)


鵞鳥番の少女


柵に腰掛ける羊飼いの少女


春(ダフニスとクロエ)

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