11月23日から26日まで、『Global Expo Botswana』が開催されました。
 私の配属先(ボツワナ投資貿易センター)が主催する国内最大の見本市で今年で11回目、国内外200以上の企業・団体が出展しました。
 ただ、国内最大とはいっても産業が育っていないボツワナですから、日本のビッグサイトや幕張メッセで開催されるようなイベントには到底及びません。
 画期的な技術や商品を展示するブースは皆無に等しく、アピールしている物はどこにでもありそうなものばかり。見本市というよりも地方の商工会議所のフェアといった雰囲気で、来場者数もさほど多くはありませんでした。
 
 多分ボツワナに限らず、発展途上国はどこもこんな感じなのだろうと思います。1社あたりは数千円・数万円といった小規模であっても、多くの企業が海外に商品を売ることで、徐々にではあっても経済が発展していければ良いなあ・・・と感じています。

 私は配属先のブースで貿易諸手続きに関する情報提供をするWebサイトの紹介をしましたが、これから商品の輸出・輸入を考えている人々(多くは個人事業主)と会話をし、彼らのニーズを把握する良い機会となりました。

Global Expo Botswana

会場の様子。混雑と呼ぶには程遠い。

Global Expo Botswana

『Brand Botswana』に認定された商品を紹介するコーナー
国を代表するかのようなブランド名ですが、商品はジュース、ジャム、ガラス製品などいたって普通・・・

Global Expo Botswana

マラウィからも出展。ありがたいことです

Global Expo Botswana

カメラを向けたら、笑顔でポーズをとってくれました

Global Expo Botswana

会場の片隅ではファッションショーが開かれていました。盛り上がりは今ひとつ

Global Expo Botswana

私たちのブース。貿易手続きに関する情報提供をするWebサイトを紹介しました

 ボツワナの典型的なお昼ご飯をご紹介。屋台で売られているランチボックスで、ディージョ(Dijo)と呼ばれています。

ランチの屋台

ランチの屋台

 主食から1品、肉料理を1品、野菜料理を3品くらい選んでプラスチックのケースに入れる形式で正方形のもの(下の写真)だと15プラ(約150円)くらい。これよりも大きい長方形ケースのものでも20プラ(約200円)程度です。ハンバーガーなどを買うと70プラ(約700円)くらいになってしまうので、リーズナブルな庶民の味方です。
主食は、パリッジ(トウモロコシの粉をお湯で溶いて練ったもの)、米(粒の長いインディカ米です)、パスタ、マドンビ(蒸しパン)、ディコベ(パリッジと豆を混ぜたような料理)などから選べます。肉はビーフシチュー系のものが多いですが、フライドチキンなどもあります。
 
 野菜料理は次の5種類でほぼ固定されています(どこの屋台でも一緒)。
  ・モロホ:ほうれん草などの青菜を煮込んだ料理。塩味でご飯に合う感じ
  ・チャカラカ:豆やにんじんのチリソース煮
  ・バターナッツ(カボチャの1種)を茹でたもの
  ・ビートルートの酢漬け
  ・コールスロー
 この中から3種類程度選ぶ形なので、日によって変えても大したバリエーションはありませんが、私の場合は肉食天国のボツワナにあって、いつも「肉無しの野菜全乗っけ」にしているので毎日同じになってしまいます(笑)。まあ、主食は変えられますし、主食をマトンビにする時には、パンにはあまり合わないチャカラカは選ばずにカボチャを多めにしたり・・・と気分を変えつつ、飽きないようにしています。
 たまにポテトサラダが出ると嬉しいです。

肉無し野菜全乗っけ

私にとっての定番「肉無し野菜全乗っけ」。変わり者扱いされてます

 トウモロコシ(メイズ)はおそらくアフリカで最も消費されている穀物で、ボツワナでも主食はパリッジ・・・と聞いていたのですが、屋台に並んでいる人々の志向を観察していると、どうも米の方が人気があるような気がします。まあ、自宅ではパリッジが基本なので、屋台では米を選んでいるのかもしれませんが。逆に、私はパリッジを選択することが多いです。「味がない」などという人もいるようですが、ほんのり甘くて美味しいですし、濃い味付けのチャカラカやモロホと良く合います。

パリッジ

左の白いのがパリッジ。アフリカでは定番のトウモロコシ粉(メイズ)をお湯で溶いて練ったもの。
シマ(ザンビア)、サザ(ジンバブエ)、ポショ(ウガンダ)、ウガリ(ケニア)など国によって呼び名が変わります。

ボツワナに赴任してから3ヶ月ちょっと、業務開始からはちょうど2ヶ月経過しました。私の配属先はボツワナ投資貿易センター(BITC)という貿易産業省直轄の公社です。

主に担当する業務は、世界銀行の主導より昨年オープンしたボツワナの貿易・投資を促進するためのWebサイトの運営や機能強化のための技術支援・・・のはずだったのですが、未だにFTP 情報を提供してもらえません。サーバはアメリカにあるので、FTP接続のIDとパスワードがなければ何も出来ないのですが・・・どうも3年くらいはサイトの運営・管理権限が世界銀行側にあるので、こちらでは内部プログラムの改変は出来ないらしい (^^;)

「それじゃあ何のために派遣されたの?」という状況ですが、こういったことは協力隊では良くあること。派遣前から講習や先輩隊員から似たような話を沢山聞いていて心の準備が出来ていたので「ああ、やっぱり途上国ではそうそうスムーズにはいかなあ」と思う程度、途方にくれている暇などありません。こちらにはシステムを組める人材がいないので、他にもいろいろニーズはあるはず・・・と周りの人に聞いて回っていますが、ボツワナの人々はのんびり屋さんばかり。日本ではあり得ないくらいのゆっくりペースで仕事をしているので、当然ながら依頼頻度も低いです(依頼をすること自体が大仕事といった感じ)。

待っているばかりでは始まらないので、今後役に立ちそうなデータを集めたり、ツールを開発したり・・・自分で勝手に仕事を作って進めています。1年後には当初割り当てられたものとは全く異なる仕事をしているかも?

配属先のビル

配属先のビル。築4年くらいの新しい建物です。

CentralBusinessDistrict

勤務地は首都ハボロネのCentralBusinessDistrict(CBD)という地区にあります。まだまだ空き地が目立ちますが、当地区は現在建設ラッシュにあり将来的にはここがオフィスの中心街となりそうです。40年くらい前の西新宿みたいな感じ

CentralBusinessDistrict

輸出を目指している企業を対象としたワークショップの様子。会場は満員で大盛況なのですが・・・
この国ではこういったイベントではランチが出るのが基本で参加費は無料。この日もホテルでの豪華なランチが振舞われるとあって、半分以上は食事目的の人ではないかと(^^;)

9月30日はボツワナの独立記念日です。
しかも今年は独立50周年と節目の年、国中が祝賀ムード一色です。全国各地でイベントが開催されていて、首都ハボロネではナショナルスタジアムで記念式典が開催され大統領も参列しました。
ボツワナは独立以来、一度も内戦や政変が起きていません。アフリカ諸国の中でも稀有の存在です。人々は、このことを大きな誇りにしています。

独立50周年記念式典

独立50周年記念式典

大統領の乗った車

大統領の乗った車
初代大統領が独立時に乗っていた車だそうです。

イアン・カーマ大統領

イアン・カーマ大統領
初代大統領の息子です

たなびくボツワナ国旗

たなびくボツワナ国旗

国旗の3色(白・黒・水色)のシャツを着た人々

ここ1ヶ月、街は国旗の3色(白・黒・水色)のシャツを来た人々で溢れかえっています

風船もボツワナカラーの白・黒・水色

風船もボツワナカラーの白・黒・水色

ゾウ・バッファロー・ライオン・ダイヤモンド

ゾウ・バッファロー・ライオン・ダイヤモンド。どれもボツワナの象徴的存在です

ボツワナ人はダンスが大好き

ボツワナ人はダンスが大好き。踊りだすと観客も大盛り上がりです

JICAボランティア隊員としてボツワナに赴任して2ヶ月が経ちました。ようやく自宅のインターネットが繋がりましたので、任地の生活の情報を発信します。今回は住宅探しについて

本来JICA隊員の住居は、受け入れ国側が提供する取り決めになっているのですが、私のケースでは先方側の予算がないとのことで(というより、単にJICAボツワナ事務所の交渉力が弱すぎるだけ)提供してもらえず、こちらで探さなくてはならないことに・・・。来たばかりで探し方もわからない状態でしたが、先輩隊員に情報を伺いながら街の調査も兼ねて動き回りました。

こちらでは家族で住むのが基本なので単身者向けの住宅は少なく、あったとしても学生向けなどJICAのセキュリティ基準(かなり厳しいんです)をクリア出来ない物件なことが多く・・・もちろん日本のSUUMOやアットホームのような便利なサイトはなく不動産屋毎に物件を当たるのが基本なので、条件に合う部屋を見つけるのもひと苦労。それでもインターネットや広告等で見つけた不動産屋を片っ端から当たり、雰囲気の良い物件を見つけることが出来ました。

3階建てのアパートの最上階、2LDKの部屋です。家賃は4,500プラ(日本円で45,000円程度)。ハボロネでは人口が急増している関係で住宅価格も上昇しており、これでも結構安い方です。ちなみに当地の賃貸は1年契約が基本なのですが、更新毎に家賃10%アップが通例です。つまり、私の部屋の家賃は1年後には4,950プラ。「部屋探しや引越し時の各手続きが大変だから、少しくらいアップしても居残るだろう」と足元見ているのでしょうか・・・横暴でない?

アパート

私の部屋は3階建てアパートの最上階です。
パッと見は小綺麗な感じなのですが、構造的にはいろいろと・・・

アパートのプール

プールもついています。「外部の人は利用禁止」との立て看板がありますが、住人でもちょっと・・・。

朝焼け

東向きの部屋で、窓から見える朝焼けがきれいです。

朝日

朝日。南半球なので当然ながら太陽は北へ向かいます。

来月からしばらくの間、日本を離れることになり、絵画鑑賞の機会はあまりなさそうなので「今のうちにたくさん見ておかないと」との思いで東京都美術館で開催中の特別展「ポンピドゥー・センター傑作展」へ。

ポンピドゥー・センター傑作展 ちらし

ポンピドゥー・センター傑作展 ちらし


本展は1906年から1977年までに制作された作品を1年につき1品(終戦の年である1945年のみ作品なし)、それも全て別々の作家というユニークな企画。
ただ、その縛りが本展のスケールを小さくしてしまっているように思います。デュフィやシャガール、マティスなどの作品をもっと見たかったです。特にマティス。出品作の「大きな赤い室内」が素晴らしかっただけに、この1点だけというのが何とも惜しいです。
意外だったのはル・コルビュジエ作の絵画が出品されていたこと。建築だけではなかったのですねえ。隣の西洋美術館が世界遺産に内定とのことですので、その記念で急遽出品決定・・・なんてことはないですかね?
旗で飾られた通り

旗で飾られた通り
≪ラウル・デュフィ≫


エッフェル塔

エッフェル塔
≪ロベール・ドローネー≫


大きな赤い室内

大きな赤い室内
≪アンリ・マティス≫


30

30
≪ヴァシリー・カンディンスキー≫


ポンピドゥーというのはフランス大統領(ドゴールの後継)の名前だということを今回初めて知りました。知らないことが多過ぎる・・・。9月22日(木・祝)まで

予防接種を受けに新宿へ行ったついでに、損保ジャパン日本興亜美術館で開催中の展覧会「フランスの風景 樹をめぐる物語 -コローからモネ、ピサロ、マティスまで-」を観覧してきました。

フランスの風景 樹をめぐる物語 ちらし

フランスの風景 樹をめぐる物語 ちらし


タイトルのとおり、本展のテーマは樹木・・・と地味な印象。特に目玉となる作品もなく注目度は低いですが、バルビゾン派に始まり印象派、ナビ派、フォービズムなどジャンルは幅広く、出展作品も100点以上と見ごたえありました。
夏の風景

夏の風景
≪テオドール・ルソー≫


フォッセの祭り、ポントワーズ

フォッセの祭り、ポントワーズ
≪リュドヴィク・ピエット≫


道、雪の効果

道、雪の効果
≪ロベール・アントワーヌ・パンション≫


ここの美術館は良質な特別展が多いですね。6月26日(日)まで。

彩の国ふれあい牧場を2年ぶりに再訪し、シャーレーポピーを見てきました。
今年は1500万本なんだとか・・・この2年で1.5倍になっています。規模が大きすぎるためか、その違いは実感出来ませんでしたが壮観でした。

天空を彩るポピー 2016

天空を彩るポピー 2016

天空を彩るポピー 2016

天空を彩るポピー 2016

天空を彩るポピー 2016

天空を彩るポピー 2016

研修で1ヶ月強、東京を留守にしている間に訪問したい展覧会が続々と始まっています。
中でも若冲展には行きたいと思っていたのですが、平日でも2時間待ちとのことなので、土日はもっと混みそう・・・。
ということで、ルノワール展を観覧に国立新美術館へ。

ルノワールは特に好きな画家というわけではないのですが、あの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」が初来日とあっては外すわけにはいきません。
昔、美術の教科書で見たことに始まり印刷物では何度も目にしてしている本作ですが、やはり本物を見ておかないと・・・。
サイズの大きな絵であることは知っていましたが、予想に違わず大迫力の素晴らしい作品でした。

ルノワール展 ちらし

ルノワール展 ちらし


今回の出展作品の大部分はオルセー美術館所蔵なので(その他にオランジュリー美術館所蔵作品が数点)、以前のオルセー美術館展等で見た作品も結構ありましたが、それらも含め「目玉のムーラン・ド・ラ・ギャレットだけじゃないぞ!」と思わせるようなものばかり。ルノワール、結構好きになったかも。
ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会

ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会


草原の坂道

草原の坂道


ぶらんこ

ぶらんこ


ピアノを弾く少女たち

ピアノを弾く少女たち


こちらも混んでるかと思いきや、そうでもありませんでした。若冲展に集中してしまっている影響でしょうか?
8月22日(月)まで。結構ロングランですね。

町田市立国際版画美術館には何度も訪問していますが、電車で駅から歩くのは初めて(いつもは自宅からジョギング)。
道順を確認しておくのを忘れてしまったため、迷ってしまい30分くらいかかってしまいました。
企画展「清親 ―光線画の向こうに」を観覧しました。

清親―光線画の向こうに ちらし

清親―光線画の向こうに ちらし


小林清親は昨年練馬区立美術館でも見ていますが、「光線画」と評されるだけに夜の風景を描いた作品がやはり一番だと思います。途中からは光線画よりもポンチ絵や戦争画を描くようになってしまったのが何とも残念というか勿体ないというか。当時は浮世絵の流れを汲む風景画は時代遅れとされてしまったんでしょうかねえ・・・。
新橋ステンション

新橋ステンション


東京新大橋雨中図

東京新大橋雨中図


千ほんくい両国橋

千ほんくい両国橋


清親作品以外にも川瀬巴水や歌川広重等の作品もあり、展示作品数は約300点とたっぷりです。これまで私が訪問した時にはいつもガラガラだった当美術館ですが、この日は結構賑わっていました。
4月17日(日)まで